自分の感受性くらい
茨木のり子/自分の感受性くらい
この詩が好きでして、最後の「ばかものよ」の喝。目から覚めます。ばしば人は 多くの情報や知識に惹かれてしまいます。しかし、最も心を動かしイスに座ったままの自分を立たせてくれる言葉とは、たしかに綴られた「コトバ」です。一歩一歩、踏み出した先にある見逃してしまいそうな沈黙なるコトバです。ついぞ忙しくなってしまうと パサパサ乾いてゆく心を自分以外の誰かのせいにしたくなります。そのようなときお酒に身を委ねたくもなりますが…(笑) たしかに綴られた呻吟なる詩に我が身を委ねてみるのもいいですよね。
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