9月 肚読 東京のレポートです♪
先日は「肚をつくる読書会 東京」にお越し下さいまして、ありがとうございました。ご参加くださいました皆さんのお話によって、また違った出光佐三さんをよむ事ができました。
しばしば我々は、仕事本をよんでいると、どうやって自分に落とし込むか、どうやって働くか、と考えがちです。勿論、それは大切な事です。然しならが「どう働くか?」と問う前に「働くとは何か?」更に云えば「何が働く事なのか」を真摯に向き合って考える必要があります。それは「何が働く事なのか?」と向き合う事なしに「どう働くか」は出来ないからです。
出光さんは幼い頃、目を怪我され視力が衰え本が十分に読めなくなったそうです。だからこそ起きた出来事や仙厓和尚さんの画賛を見て「考えて考えて考え抜いた」そうです。この事を知った時、よむ営為とは必ずしも読書などで活字を目で追う事だけとは限らないと感じました。よむとは、身体全体のあらゆる所を使ってよむ事なのです。そして、一人を強いるように「考える事」なのです。
出光さんの行動を支える原動力は、書物などの活字だけからは勿論、分かる事ではありませんが、今回、読書会で深めてゆくにあたり「何が働く事なのか?」「何が読む営為なのか?」考えさせられる人物の一人でした。
さて、次回10月16日(日)は「池田晶子さん」について読み深めていこうと考えています。大衆に流されずに考えるという事を深めていった一人のように感じます。まだ、お手元になくお読みになっていない方も、ぜひご参加お待ちしております♪
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